「子をほめて伸ばす」という言葉があります。
実際、入社1年未満の10年後輩の方がOJT研修の初日の挨拶で
「私はほめて伸びるタイプなんです。だからほめて下さい」
と面と向かって言われたことがあります。(ウッとなりました)
承認欲求が強いんだとマズローの欲求5段階が浮かびました。
昨秋、ASD・ADHDの親対象のペアレント・トレーニングの
概要講座に行ったりABA(応用行動分析学)の本を読みました。
(ABAは、教育、スポーツ、リハビリなどで活用されているそう)
良いところをほめる。
ほめる≠甘やかす
ここでも「ほめる」が出てきて、むーん…となりました。
(療育に特化した話を聞きながらも、汎用的に考えたい)
私なりに考えて腹に落ちた言葉は、
認める
言葉の与えるニュアンスの違いかもしれませんが
「ほめる」は成果を出せたかどうかの結果論のように感じるし
相手とその周囲である他者を比較してどうだかを含んでそう。
スモールステップでほめる。
これは、療育局面でなく、一般的に考えて小学生に対してなら
目標は高すぎず低すぎず、手が届くか届かないかくらい
達成したらもちろん、達成できずとも頑張った経過が焦点
であり、そして
認めていることを子に伝える。
こういうことかなと思います。
「親がほめることが子に安心感・自身を与える」と繋がるのも
子ができる内容・程度・経過を観察して理解しているから。
中学受験や日々の生活においても、有効だと思います。
なお、定型発達でもそれなりに発達の凸凹はあるでしょう。
でも、発達障害を知っている人の中にはちょっとしたゆらぎを
なんでもかんでも発達障害に結びつける人が多いと感じます。
反面、発達障害を保護者が知らないままおざなりとなって
支援が必要だけれど支援級に在籍していない子も多いそう。
どうあれ、知識と情報の大切さを感じます。
子の頑張りを認める。
難問が解けた時の快感を感じ始めた娘と、外では素直な息子。
どちらも「頑張ってるね」と言うと、ニマッとしています(笑)