私が小学生の頃って「漢字は5回書きましょう」とか
「書いて覚えよ」「覚えるまで書く」が当たり前でした。
あと「答えを見るな」とも先生によく言われましたね。
今は昔、それが本人にとって合っている勉強法なのか。
繰り返し学習である公文や算盤も、
合っている子には良いけど、合わない子もいるのです。
100回書いても、翌朝には忘れる子もいるのです。
『書いて覚える』が合わない子もいるのです。
答えを見たっていいんです。
先に答えを見た方が理解できる子もいるんです。
と、先月、発達障害に関する講義で大学教授に伺いました。
私の勉強法を振り返ってみると、
小学校の頃は言われたとおり漢字は何度も書きました。
でも中学・高校では見て誦んじたりすることも多かったです。
数学や理科は、分からない問題はさっさと答を見ていました。
解法を読み道筋を辿る方が早く理解できると感じたからです。
(答えを写して終わりなのではないところがポイント)
それでも理解できなかったら、先生に質問する。
(解答しか載ってないことも多いですしね)
あと間違えた問題にはチェックして間違えた問題だけを解く。
3周以上していたと思います(周回ごとに解く問題が減る)
「書いて覚える」は気持ちが入っていないと覚えられないし
そもそも「書いたら覚える」か、子により向き不向きがある。
その子に合う勉強法って大事だわと講義を聞いて思いました。
娘は中学受験の時に「同じ問題集は飽きる」と話しており
間違えたかどうかをチェックするのも面倒なようで
「間違えた問題をもう一度解く」のは合わないようです。
漢字は、書いて覚えるというよりは、解いて覚えるタイプ。
中学入試前も社会は一問一答の問題を解いて覚えていました。
ここは、娘と私は似ているなと思います。
対して、違うところも。
中学1年の夏休みの数学の宿題。
娘は宿題のプリントを2部もらってきていました。
「クラスの子が2部もらっててさ、
ええなあって思って私ももらってきてん。
間違えたところを探してやり直すより、
もう1回全部解いた方が早いやん」
本当に、夏休みの間にプリント2部全問を解いていました。
今時点での勉強法を見つけた様子。(いずれ時間が足らなくなるかな)
息子は、おそらく書いて覚えるタイプではないでしょう。
見て覚えるのかなとも思うけど、歌を覚えるのは好きなので
聴いて諳んじて覚える方が得意なのかな〜と思ったり。
小学校の夏休みの宿題で、毎日一行日記が課せられるのですが
「イベントがあった日だけ書けばいいよ」と息子には
全てを埋めるという完璧さを求めることはしませんでした。
漢字は宿題で書く回数が少なく欄がびっちり埋まってなくとも
自分なりに書いてたら宿題をしたと認めるようにしています。
私の方法が娘・息子に合うとは限らないと認めること。
息子に合った勉強法を見つけるには未だ道半ばではありますが
私自身の方法を良かれと思って押し付けることなくその時々で
娘息子が自分なりの勉強法を見つけられたら、と思います。